中標津キハ22

川のジオラマ作成
今回は北海道の旧標津線の作成となります。
前に落成したキハ22の良いジオラマはないかと作成しました。
材料は百円均一のクリアケースにTOMIXの鉄橋です。
まずは標津線の下調べ。色々な鉄橋を調べましたが、ない。ない。ない。
私の好きなレンガの橋脚がありません。
かろうじてブロックから修復したような形はありました。
そこで早速コンクリート補強。
レンガ橋脚に液パテを盛っていきましたがもう少し濃くてもいいな〜
そこでラッカーパテをシンナーで溶き盛ることに。
良い塩梅です。
少しそれらしく見えてきましたね。
こんな感じです。
でもこんなにツルンとしてませんね。
ザラザラ感が欲しい。
そこで!出ました!
先日購入しましたターナー色彩鰍フ水性グレインペイント!
これの深灰色を塗ることに。
訂正、塗るではなく盛るに近いです。
手前から、加工前。中はパテのみ。一番左はグレインペイント後。
かなり良い仕上がりです。(このグレンペイントお薦めです)
川の陸地部分の製作です。
向こう側の岸と真中に小さな中州を作ります。
スチレンボードを切って接着しました。
ちょっと形が悪いので修正・・・
その後、カラージェッソを塗ります。
泥沼のようです。
橋脚を取り除き川に砂利を敷きます。
明るめのバラストを使いました。
接着はアクリル溶剤で溶いたアクリルボンドを塗り最後に軽く水を散布。
落ち着きます。
私は乾燥ブースを使いましたが日数かかりますが自然乾燥でもOK。
その時はゴミなどが付かないように気をつけましょう。
川原っぽくなってきましたね。
川が乾燥するまで鉄橋のウェザリングを施します。
フラットブラウンをエアブラシで吹きます。
実際の鉄橋の写真を参考にしてみて下さい。
ほとんど鉄粉まみれです。
橋脚もフラットブラックややフラットホワイトを使い表情を付けます。
組むとこんな感じ・・・
川原に置くと、川に見えてきましたね。
ここからは私の表現方法。
アクリル塗料の深緑、紺色、黒を使い表情を付けます。
この時にいい感じを付けたければ深みに黒を使うことです。
完成後深みに見えます。
また、水草もこの時に付けます。

少々大きめの石はこの後に接着します。
下流ではこんな大きな石無いので設定に無理の無いように。
川に水を入れます。
定番ですね。ジェルメディウムです。
厚塗り厳禁(乾きません)4〜5度に分けて塗りましょう。
乾いては塗る。
乾いては塗る。
アクセントが欲しいので流木を作成。
実際の小枝にフラットブラウンを塗装。
薄めたフラットブラックで凹凸を出します。
流木の前に川の波の表現。
塗ると言うよりペタペタ?筆で叩く感じ?です。
波が乾いたら先ほどの流木と枯れはを置きます。
枯れ葉は川の石などに溜まる感じに置きます。
素材は木くずを茶色に塗装したものです。
落ち着かせる為にさらにメディウムを塗ります。
いい感じかな?
半乾きですが波の感じが出てきましたね。
少し流れが欲しく薄めた白色のアクリル塗料で川の泡の感じを出します。
まずまずですね。
キハ22とのバランスチェックです。
イメージに近いです。

                 完成致しましたのでアップ・・・


      2009年1月31日納品致しました

昭和50年代秋。

道東の標津線を走るキハ22 279。

地元の通学、通勤、お年寄りの通院の足となった国鉄 標津線。

酪農地帯で起伏の多い線路をDMH17(エンジン)を唸らせ今日も走る。

キハ22の製作記は↓こちらでアップしてます。