「思い出の標津線」レストア



2001年5月に製作しました「思い出の標津線」十数年経ち見直すと、当時のレベルの低さが気になりました。
オーナー様に話、回収となりました。
さてさて、どうレストアましょうか。牧草、柵、キハ22では細かな点が数々・・・塗装そのままでのレストア。
なかなか楽しみです。



2001年5月に製作した、標津線の牧場風景。
芝の感じや、柵も既製品をそのままで今一。
また、キハ22に関しては番号から適当でその他、素組のウェザリング
とあり手スリもなければエンジン下回りはGMのまま。
ちょっと恥ずかしかったのが、屋根が逆付けで排気管がズレてました。w
さてさて、全面塗装をせずにレストアしましょうか。
自分で製作したもののレストアは、今回初めてです。
製作者が私なだけに、分解なんかは楽でした。
ま〜、当時としては始めたばかりでしたのでこんなもんなんでしょうが、
今のレベルから見ると、私としてはコレクションに値しないでしょう。w
GMは、慣れているのでサクサク分解。
まずは、牧場の柵を製作しました。
0.64mmの丸プラ棒(evergreen 219番)を仕入れ組上げました。
色々写真で検討しましたが、あまり綺麗に施工されている柵はなく、
少々ズレてたり壊れかかっているぐらいが丁度良いと思いました。
そして、柵の下に雑草を茂らせました。
牛くん、こっちも食べて。
牧場の反対側です。(線路向こう)
もっさり感が欲しく、
WOODLAND FL635を使いもさもさ雑草にしました。
少々芝との色合いが合わないのでエアブラシで色を整えます。
夏の終わりですので少々緑濃くボカしていきます。
あとは、牛くんを配置して完了です。
キハ22に入ります。
塗装を剥離しないまま手スリ取り付けです。
いつもながら0.2mm硬鋼線を使い作成。
ボディに付いているなんちゃって手スリを削り取り付け。
こんな感じでしょうか。
妻面の手スリの取り付けです。
いつも使っている銀河モデルN−255を使いました。
ライトも2灯にしないといけないな〜
ライトは、いつもなら銀河モデルを使いますが、今回はTOMIXのキハ22の
あまりを使用しました。
薄くていい感じ。
そして手スリを塗装。ボディのキズをタッチアップし完了です。
ジャンパーコードも付けましょう。
さてさてエンジンは、いつもながらGMじゃダメですので製作。
レジンで作ります。
同じ量のA、B液を混ぜて流し込みます。
すると化学反応で発熱し硬化が始まります。
今回は、なんちゃって気泡抜きのテストも兼ねました。
(今一でした。w)
ヒーターで暖めながら硬化促進。
数十分後完了。
ホワイトチョコ?いやいやレジン複製完成です。
さてシャーシですが、エンジンを載せるためにGMエンジンを撤去。
さらに高さが合わないのでプレートを1枚剥がします。
仮載せです。
接着後、バイスで固定。
フレームのねじれを気にしながらの固定。
圧着完了です。
クリアランス最終チェック。
問題ありません。
今回は、200番代を製作することとなりベンチレーターを6個→7個へ変更。
現在のベンチレーターを撤去しパテ埋めしました。
埋めてからパテ部分の磨き上げ完了。
いつもながら採り付けは方眼紙で座標決め。
屋根にセンターをケガキ貼るだけです。
貼り付けてから図面を元にベンチレーター位置をマーキング。
方眼になっているので正確で非常に簡単です。
マーキング後です。
この方眼紙のマーキングの上からニードルでマーキングします。
方眼紙を剥がし、ドリルで穴を開ければ完了です。
TOMIXのベンチレーターPB-103を取り付け(ポッチが外側ですよ)
物差しとかで真っ直ぐ整え接着します。
綺麗に完成。
信号炎管も銀河モデルN−010に交換。
屋根と床下を塗装しました。
明るい色のGM塗料9番 ねずみ色1号を使いました。
屋根を接着
番号は、239番にしました。
静態保存されていて資料も多かったからです。w
色々調べるとタブレットキャッチャーと無線アンテナがあったようです。
お決まりの補強材に付いたタブレットキャッチャーを製作。
細かい・・・ボソ
銀河モデルN−093は作りが半端なのでいつもながら改造し取り付け。
また、保護棒も3本タイプが付いていたのでこれも製作取り付け。
こんな感じでしょうか?
無線アンテナを取り付け。
屋根の施工の時に気が付けば良かったのですが・・・
色々検討しましたが、スリムなKATOの部品を使いました。
部分塗装して完了
毎回悩むのが単線型スノープロー。
ないんですよね〜
TOMIXさん、部品売りよろしくお願いいたします。w
鉄コレに付いて来たスノープローを加工しまして取り付けました。
なかなか良い良い。^^
最後に、これ必要。
トイレ流し管。これがなくっちゃ国鉄じゃないっしょ?w
銀河モデルN−054を薄く削り台車に取り付け。



落成しました。
標津線を計根別駅に向かって起伏のある酪農地帯を走るキハ22です。
平成元年4月30日に廃線となりましたが、思い出はここに残ります。

  
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