今回のご依頼は、銘わぁくす 国鉄キハ21コンバージョンキットの製作です。
キハ21は、数両製作しましたが、このメーカーは始めてです。
それと、エッヂングキットも身内の製作を数回レベルでしたので、今回本腰入れて勉強しようかと思いました。
ま〜、困ったら札幌コムモデルさんに聞けばなんとかなるかな?って受けちゃいました。www
それでは、始まり、始まり〜
ある日突然届いたこの薄っぺらい板のエッヂングキット。 何とかなるか〜ヽ(´ー`)ノ |
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久々のエッヂングだ〜 半田!半田!頑張ろう〜 (゜∀゜) |
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何だこの染みは。 落ちるかな?あ、ダメだ。 ま〜塗装するからいいか。 |
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まずは、カット。カット。 東京堂やペアーハンズより柔らかい?薄いかな? |
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仮合わせやってみよう。 | |
どれどれ。 アルミバイスで固定。 扉の位置は合ってるかな? |
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半田で仮止め。 ネット上で半田でゆがむ情報もありましたが、温度高すぎたんですかね? 60wで十分でしたし問題ありませんでした。 |
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そして屋根部分の梁に帯板真鍮を追加。 ボディー合成を上げます。 ペラペラ感はなくなりました。 今まではプラでやってましたが、コムさんのアドバイスで半田で追加しました。 確かに剥離のリスクもないししっかりするね。 下側も付ける予定でしたが、シャシのクリアランスがこの時点では不明でしたので やりませんでした。 |
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そしてこのキットの特徴。 妻面の、曲げ。 簡単のようで薄いのもあり微妙に神経使います。 ここのところは初めから曲げてある東京堂の方がありがたいな。 |
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このバランスが悪いと、ルックスもそうですが屋根と合わなくなります。 ん〜。 こんなもんかな〜? ちょっと勝負ですね。w |
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仮止め。 ん〜。まずまず。 ここが決まらないと先進まないしね。 |
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さ〜、バシバシ半田!半田! 補強材もこんな感じです。 |
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仮組。 ようやく車両の形ですね。ヽ(´∀`)人(・ω・)人( ゚Д゚)ノ |
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これ?なしてセラミックの上に載せて撮影してるのかな?w この時点で炙った覚えないな〜 あ、この写真は手スリの穴開けだ。 ひたすらピンバイスで穴開けました。 やっぱセラミック関係ないな。www |
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妻面の貫通部を半田。あと手スリの穴開けですね。 | |
シャシを付けて、こんな感じかな? |
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今回は、前照灯、尾燈、室内灯を依頼されてます。 まずは、全照灯を貫通させ種車のキハ10のライトレンズが入るか確認。 お、行けそうじゃん。 |
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この辺で、屋根やっとくか。 KATO キハ20の屋根部ベンチレーターをパチパチ切断。 |
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完了。 このままじゃ、雨漏りするな。w |
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ルーターで整える。 | |
OKOK! | |
ヤスって | |
紫外線パテで穴を塞ぎ | |
ルーターでヤスり | |
耐水ペーパーで仕上げる。 | |
緩めの液パテを塗って乾燥 | |
ベンチレーター跡が無くなる様に、磨き | |
ホワイトサーフェイサーを吹き屋根のベースは完成。 この後は、取り付けになります。 |
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キハ21は、前後に少し大きめなベンチレーターが付きます。 以前は東京堂で出てましたがご承知のとおり現在では困難な商品。 さてさてどうするか・・・ |
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似たベンチレーターを購入したり、製作したりと・・・ 一丁一旦かな? |
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でもそんな中に寸法、ルックスをクリアーしたのがこれ。 TOMIX PB-103 角型(小)ベンチレーターの2個1です。 切ってつなげたもの。 数個製作し納得いったものを選びました。 強度大丈夫かな? |
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そして排気部分のベンチレーターは、キハ10に付いてきた元々の物。 でも排気管がつまらないので、ちゃんと管を通しますよ。 |
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ドリルで穴を開け・・・ | |
管を通し完成。 見た目もかっこいい。 少し頭を出すのがポイントですかね。( ・∀・)ノ |
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屋根の部材が揃ったので取り付け。 いつもながらケガキは方眼紙を使用。 まずは屋根のセンター出し。 |
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そこに用意した方眼紙をぺたり | |
と!んん? 写真飛びました。www 尾燈です。 図面の通りタヴァサのPN-031を取り寄せました。 少し長いのでカット |
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つぶさないようにカットね | |
中にピアノ線を入れてカットすればつぶれません。 | |
裏から半田で接着 | |
いいね。きれい、きれい。 | |
レンズ入れてみましょうか。 で、これ、光らせないとダメなんだよな。 後で考えよう・・・(´Д`。) |
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屋根に戻ります。 先程の方眼紙を両面テープで貼り付けました。 |
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ベンチレーター、排気管、信号炎管、手スリの取り付け場所をマーキング | |
ドリルで貫通 間違ってないよな?w 方眼紙を剥がすときれいに狂いなく穴が開いてます。 |
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そこにベンチレーターなどの部材取り付け。 いつもながら完璧です。( ・∀・)ノ |
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屋根に載せると・・・ GOOD! |
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塗装しちゃいます。 今回はGMの塗料9番「ねずみ色1号」を使用しました。 |
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ボディーに移ります。 半田が終了しましたので洗浄します。 サンポールで汚れや酸化膜を落とします。 |
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サンポールに付けて | |
ゴシゴシ。 (強い酸性ですので、ゴム手袋と目に入らないようにメガネをして下さい。) 喚起もね・・・( ・∀・)ノ |
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完成した屋根を乾燥ブースから取り出します。 そしてチェック |
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良く乾かしたボディーにホワイトサーフェイサーを吹き 乾燥ブースへ |
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真っ白。 イメージ通りです。 タイホーンは、TOMIX 別パーツを使用。 大きさが最高にいいんです。 |
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排気管の位置が少し外側に見えたのでやり直し。 抜き取り穴の位置を修正。 |
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再度取り付け。 納得。納得。 0.5mmぐらいの移動ですが大事です。 |
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さー。 床下製作。 不要な機器のチェック。 赤でマーキング |
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ビットソーでサクサク切断 | |
写真飛んだ。w GM 4番「クリーム4号」を塗装後です。 |
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だいぶスッキリ。 強度落ちないかな? |
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タンクなど色々追加します。 (白っぽいパーツは、レジンで製作したパーツです) 前回製作のキハ21を見ながら模索・・・ |
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そして今回・・・ 冬対策のエンジンカバーのフレームを製作予定。 しかし、図面なんてないので資料集め。 写真も少ないな〜 (´Д⊂ そんな時、札幌コムモデルの店主からありがたい連絡。 (ありがとうございました) これで正確に図面引けます。 |
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細く薄く。でも強度大事。 ん〜難しい |
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こんな感じ? | |
組みあがったが、線路とのクリアランス不足でやりなおし・・・ | |
ん。こんな感じ | |
さてさて、塗装は山場のツートンへと。 マスキングをしっかりとやります。 |
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GM 31番「朱色4号」です | |
湿度も下がったし塗装〜 | |
マスキングをペリペリ〜と剥がすと すてきだ〜ん〜 |
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乾燥ブースで、しばしお休み・・・ |
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室内施工へ移ります。 あれもいらない、これもいらない、位置も違う・・・ |
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結果、すべて撤去・・・ 予想外・・・www |
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種車のKATOキハ20の座席を使おうか・・・ 使えね〜・・・ |
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少々原価上がりますが、お気に入りのキングスモデルの座席を使用。 |
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と、ここで。 補強の部分のサイドウォールも邪魔・・・カット?大丈夫? ペラペラ〜 やばいですね。 しかし、TOMIXのこの形式は床下とビス留めでしっかりつくので 確認しましたが強度問題ありませんでした。 |
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床面を整えるのに0.1mmのプラペーパーを張ります。 (床の高さ的な問題もありプラペーパーを使いました) |
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キングスモデルさんって、もうないのね・・・ 座席の在庫使い切ったら次からどうしよう・・・ この座席お気に入りなんですがね。 いいですよね? あの〜・・・どちらかのメーカーさん。お願いします。 え?レジン使え?www |
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バラバラにします。 |
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フラットブルーで塗装 ヒジ掛と背もたれ上を削りグレー色に。 |
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座席の配置 |
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トイレと乗務員仕切りを |
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同じく |
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こんな感じ |
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塗装し、仮組み ちゃんと入った |
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座席の位置も再度確認 |
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2灯ライトどうするかな 銀河モデルは厚みが少々 TOMIX別パーツ・・・ん〜 銘わぁくすのキットに付いてきたもの・・・2枚の貼り合わせか〜できるかな〜 でも、キットに付いてきたのが一番良かったので2枚の板の半田挑戦。 切り取ってペースト半田を塗り貼り合わせジェットライターで半田を溶かす。 できたじゃん。 |
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仮組 |
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2灯ライトいいね。 |
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さー、がんばろう。 手スリ!手スリ! 一般色(ツートン)では、扉横の手スリの塗り分、またはマスキングの邪魔 になるので私は後で付けてます。 |
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扉横は、強度が欲しいので0.2mmステン線を使いハンドメイド作成。 (ペラペラだったので) 他は、キットに付いてきたものです。 |
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手スリスリを付けたら塗装。 |
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仮組。 できたじゃん!いやいやまだまだ。w |
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全照灯のためのレンズ(ファイバー線)を入れます。 頭の痛い部分でしたが、やってみたらすんなり施工できました。 設計通りです。( ・∀・)ノ |
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インレタ、デカール貼り付け。 今回は77番ね |
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妻面もね。 |
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ヒゲがニョイ〜ん! (あとで必要な長さに切りますよ。w) |
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床下を圧着。 重石がなんでカンテラ? そこにあったからです。www あとでメンテできるようにゴム系接着剤にしました。 |
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屋根部分です。 室内灯も取り付け。 TOMIX使用なのでバネが目立たなくなるようフラットブラックで塗装。 メーカーは気にならないのだろうか。 点灯すればいい?ではないだろう。 その点、KATOのは良く考えられてる。( ・∀・)b |
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ワイパー、日よけ、デフロスターを取り付け。 お客様、乗務員も搭乗 そうそう、この模型の窓は、ちゃんと二重窓にしてあるんですよ。 やってもやらなくても良いとありましたが、モデラー心をくすぐられました。w |
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室内はいいかな 室内灯がつくのでいつもより気になるな。 |
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ジャンパー線に蓋を付け、幌も塗って・・・ 幌のしたの黄色い線三本は、なんの意味なんだろうね? |
2013年9月落成致しました。
この77番は、札幌近郊で使われてたようです。
そのためスノープローが複線用(片側)が使われてたのが特徴です。
おそらく2009年に製作しました上野幌駅のジオラマに登場してもおかしくないです。
乗降口にデッキが無い為に冬場の暖房がきつく道南での活躍を余儀なくされたキハ21。
キハ22の相方としても似合う1台ですね。
オレも欲しくなってきた。まだキット売ってたな。