ワールド工芸 頚城鉄道 ロキ1 製作

2017年4月に鉄道模型の公開工作実演をきっかけに作りまじめたロキ1のお話です。
ちゃんとモーターでロータリー部分が回転する素敵なキットです。
素組み以外(説明書以外)の改造点ですが、
@ライトをチップLED点灯
A室内灯点灯
B作業員乗車
C扉レール張替え
D排気管を追加
Eキャパシタ(スーパーコンデンサー)を付け安定電源化(ブリッジダイオードで整流化)
Fロータリーモーター、前照灯、室内灯を切る為のスイッチ増設
Gホーン(鳴りませんが)追加
などです。
ワールド工芸さんのキットは初めてでしたが、楽しく製作できました。


完成写真と動画URLです。

動画は、こちら。

@
https://www.youtube.com/watch?v=I7pxor8C1To
A
https://www.youtube.com/watch?v=_mhb0TjW_A0

B
https://www.youtube.com/watch?v=68CgaFuxwkw

2017年4月29日(土)に小樽市総合博物館で行われた
「小樽鉄道サミット2017」
ここで実演工作をやらないかとお誘い頂きロキ1の工作開始の場となりました。
自己紹介なども作って頂き、少し照れ気味で、ハンダコテを暖めました。
と言っても、いつも模型クラブで作るのと変わりません。w
パーツの切り出しをしスタート。
ロータリーの羽から作りましたが、回転バランスが狂うので調整しながら
組み上げました。
(コマのように回しブレないように)
まず、箱にしないとね。
あ〜あ〜ハンダのせすぎだろう〜。反省。w
工作台の上には、RMMに掲載した「赤壁」も展示し、
お客様に鉄道模型の説明もしております。
3時間半ぐらいここで実演致しました。
(関係者の方、ありがとうございました。楽しかったです。)
ここからは、札幌のHide車両工場(私の工房)です。
実演工作会から半年が過ぎ、再スタートとなりました。
(この間、他のイベントなどのレイアウトなどを製作しておりました。)

妻面の鼻隠しを取り付けますが、この段階だと浮いた状態でハンダするため、
厚紙でスペーサーを挟み固定しハンダします。。
きれいに付きました。
見ておわかりでしょうが、正面に窓はございません。
これは、低速で走るためと外で作業員が誘導するため、それに巻き上げる
雪で見えないでしょうから。です。
ロータリーのガイド部分。
ここの取り付けでうっかり、リベットのモールをハンダと共に削ってしまった・・・
がっくり・・・
実車を見ると、ガイド板の両端は垂直になっているので、修正します。
ガイドが綺麗につきましたが、リベットありません。
言わなきゃわからにのですが。ww
排気管の消音機です。
実車を見ると、後ろになるにつれて斜め下になるように付いてました。
後半で修正してます。
台車部分も製作。
ロータリーのモーターとギヤが収まる箱です。
念のため、モーターを固定するネジ部分(タップ切るのですが)にボルトを
ハンダで取り付けました。
(強度上げるため)
ロータリー翼部分。
コマのように回るように調整しました。
(一応ね)
この部品注意して作って下さい。
最後にあまった部品。wwwww
実は、このロータリー部分とボディーの間に入る調整の板です。
図面が把握できず取り付け損ねました。
(これから製作の方は、お忘れなく)
でも、なんとかしましたよ。
モーターにウォームギアをエポキシ接着
先程書きましたモーター固定のために補強ボルトボルトが黒く見えてます。
無くても問題ないと思いますが軸などの振動で傷める事も考えて。
床下の調整。
真鍮帯を追加して床板が付いた時の補強をしました。
ロータリーヘッド部分は、この細い帯がボディーと繋ぎます。
前後、左右のバランスを良くつけないと見た目で違和感がでます。
1枚板が入ってないので、ここで0.3mmの誤差がでました。
真鍮帯でサイズをリカバリーして完了。
センターずれてるかな?
いや?合ってる。
目の錯覚との戦い。w
扉のレールが、なんとなく斜め。(0.1mmぐらい)
どこにミスがあったのか。修正のリスクが高いため、真鍮帯を貼り修正。
当時の実車の写真もよく見ると下がっているように見えますが、修正しました。
後ろに排気管を付けるので真鍮で台座を3つ付けました。
見えるかな?
そしてここに垂直にあがる排気管をハンダ。
塗装〜
台車も仕上げます。
折ってハンダなので難しくはないです。
ピボットも埋め込み完成。
外側もリアルでかっこいい。
板バネもきれい。いい模型ですね。
モーターをマウントします。
本来なら、この線を延長して大枠に付ければ完成なんですよ。
ようやく線路にのせれるようになりました。
かっこいいね。
前照灯は、付いてきたものだと小さすぎてチップLEDを埋め込めないので
アルモデル品番B3003 オワン形ヘッドライトに変更しました。
チップLED1608サイズを使用。
前照灯を取り付けるためのステーも自作。
ステーを窓の前にハンダで取り付け。
反対側は、窓の後ろに取り付け。下に線を通す穴を開けます。
オワン形ライトは、そもそもLEDが入るようにできてませんので
ルーターを使い歯医者さん?のように削っていきます。
完了。もう慣れてます。
休憩・・・
基盤製作。
キャパシタ、ブリッジダイオード、可変抵抗を基盤にのせて行きます。
完成
しばらくして・・・え?
動かない・・・キャパシタが飛んだようです。
可変抵抗で何か悪さしたかな?
基盤2号機製作。
このスペースに乗るように製作。
塗装です。
プライマーからです。
星プライマーブラックを使います。(札幌コムモデルにて販売)
抜群の食いつき。
薄利のリスクもほとんどなし。
複雑な形なので細かく分けてムラの無いように塗装していきます。
終了。これに半光沢吹いて完成でも良いです。
(GMの黒色を吹きましたがね)
念のため、ディスプレー用のスイッチを後ろに付けました。
排気管ついたーーーー!
ん?あれほど注意したのに・・・・逆・・・・
リカバリー塗装
はい。向きを直しました。(一度ハンダ取りました。俺ってもう・・・)
前照灯の点灯確認。
室内灯をやっつけでLEDを1個付けたのですが。
ダメ。チップLEDを天井にちゃんと付けるか・・・とほほ
明るいよ
室内灯も裸電球調にしました。
ここまできて写真になにやら・・・
ホーンらしきものが付いているではありませんか!
しかも良く壊れていたのか、写真個々で形、向きも違う。www

作ればいいんでしょ。作れば。
アルモデルC3039 タイフォンをぶった切りステーと配線をハンダ付け。
こんな感じだね。
黒く塗装し取り付け。
ここね。え?走ればわかんないって?
いいの。
乗務員も、この運転士タイプか、白い帽子の作業員かで悩みましたが
写真など見つからず、ゆういつ乗り込みそうな人の写真からの推測としあました。
あれ〜インレタ無くしたーーーーー!って思ったら。元々付いてきてませんでした。
ワールド工芸さんに確認し送って頂きました。
O様、ありがとうございました。(感謝)
インレタを貼りクリア塗装、乾燥を繰り返し完成。
窓ガラスを入れてから
床下と配線
組みあがり
落成
ん〜かっこいい
ん〜やっぱ雪だよな〜このままじゃな〜
と言う事で展示台を製作。
板に線路(どうせ雪で埋まるのでKATO Nゲージユニットラック)を敷いて
そらないように考えて
脚付けて。木目注意ね。
スイッチは、この穴からON、OFFします。

完成にあたりワールド工芸さんの模型は、やっぱかっこいいですね。
ギミックもいい。
説明書が少しなれないせいで時間がかかりました。

さてこの頚城鉄道のロキ1ですが、実車は貨車にキャデラックのV8(45馬力)を積んだロータリー除雪車でした。
馬力とロータリー翼の形状からは、排雪能力は低かったと思われます。
それもあり構内除雪専用だったのでしょう。(本線はラッセル型のラキ1が除雪)
一見不便に感じますが、当時の人力除雪を考えると素晴らしい機械だったと思います。
楽しい工作でした。

動画は、こちら。

@
https://www.youtube.com/watch?v=I7pxor8C1To
A
https://www.youtube.com/watch?v=_mhb0TjW_A0

B
https://www.youtube.com/watch?v=68CgaFuxwkw

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