ペアーハンズ製 キハ24製作     


以前より受けておりましたペアーハンズ製のキット「キハ24」の製作を始めました。
エッヂングキットは、初めてではありませんが、このキットなかなかいいキットです。
床下は種車キハ28を使うのですがその他の部品はすべて付いて来てます。
今回は、トレーラー(T)を1両、同じキットでモーター車(M)を1両と合計2両の製作を
致します。
床下の種車ですがトミックスのキハ28などが欲しいところでしたが高価でしたので
キハ57改キハ56が2両休車してましたので、これを持って廃車となりました。
(長い間ご苦労様でした)
写真ですが、まず必要の無い部品の確認です。
間違って落とさぬようにマーキングしていきます。
ビットソーでバッサ!バッサ!と切り離していきます。
本物の車両の解体のようですね。
次にレジンで製作した燃料タンクその他部品を取り付けて行きます。
接着は瞬間接着剤ゼリーを使い固定します。
余計な穴を埋めていきます。
黄色い部分がそうなのですが紫外線硬化パテを使ってます。
パテが固まったら出っ張りを削り平らにします。
床下の他の部品(白い箱物)をプラの角材を使い作りこみ
設置していきます。
また、銀河モデル製の消火器箱も取り付けました。
いつものごとく0.2mmのステン線を使い少しばかりパイピングの追加を・・・
他のアングルです。
銀色の棒状の物が銀河モデル製の消火器箱です。
しばらく間が開きましたが製作再開しました。
次は、モーターユニットの床下製作です。
モーターがある分どうしてもリアリティーに限界があります。
さて、どうするべ・・・
まず、燃料、水タンクが付いてきてましたがここは一発
リアルなレジンで製作といきます。
実際い、結構時間かかりましたがこんな感じに
なりました。
反対側です。
モーター部分に黒色を入れるとウエイトが
目立たなくなります。
ようやくボディーを取り出しました。
バリを落とし酸性の洗浄剤に浸け酸化膜を
落とします。
半田付けをやります。
接着でボディー剛性を上げます。
このモデル、乗務員扉が別パーツなんです・・・
ちょっと面倒・・・
半田を流し込む穴すべてにフラックスを塗り
半田を流し込みます。
それと、手摺りも留めます。
隙間を無くすために金属製のクリップで留めてやるのが
いいでしょう。
左側がクリップです。
事務用品用の金属クリップでもいいです。
1両で約35〜40ヵ所押さえます。
半田を流した後はがっしりと剛性が上がります。
妻面の取り付けです。
仮で取り付けましたが少々バリ取りなど調整が
必要です。
妻面部分はロストワックス製です。
(ロストワックス:ロウなどで原型を作り模り
 その後、熱で溶解し型枠を作る製法。精度が高く
  模型界でも良く見られる製法)
調整した後に瞬間接着剤ゼリーで借り止めを。
瞬間接着剤だけでも作れますとありますが
そうは簡単でなさそうです。
ロストワックス製の妻面をどう接着させるか。
簡単そうでちょいと難しい。
厚みがあるので温度が高めの半田コテを使います。
しかし、温度を上げすぎると他の部分が溶解する。
曲がって付いた時の修復もやっかい。
(小型バーナー「ライター」で焙って取り外す荒業もあります。)
何とか強度出るとこまでいきました。
外側の隙間が気になります。
プラならパテでいっちゃいますがエッヂングですから少々迷い。
一部は半田で埋めることにしました。
埋めた後にルーターで削ります。
こんな感じになりました。
ようやく車両らしくなってきました。
排気管の部分が気に入らないので作り直しを考えました。
ボッコリ削り取りました。
もう少しリアルにしたい・・・
前部床下受け取り付け。
これも微妙に当りが悪い。
しかも半田での接着がちょいと面倒。
削り、当りを付け、フラックスを塗りさて半田。
固定するのが大変でしたがなんとか接着。
微妙な隙間がどうしても出来ます。
ボディー載せるまでに仕上げたいと思います。
ボディーの酸化幕を一旦塩素で洗い流し洗浄。
その後、メタルプラーマーを吹きました。
運転扉の窓付近に隙間ができてます。
それと屋根のR部分にも少し隙間が。
半田で埋めるか迷いましたが低リスクな液パテ
500番で埋める事に・・・
裏側から流し込みました。
え?見えない?

そうそう、タイホンカバーも取り付け。
国鉄時代の北海道の気動車の象徴かな?
トロ〜っと染み込ませ完了、完了。
屋根のベンチレーターの取り付け。
スケールを当てると真直ぐに付きます。
裏側から瞬間接着剤ゼリーで接着。
真直ぐに着きました。

列車無線アンテナと信号炎管も取り付け・・・
余分な半田を削り落とし細かな修正をしていきます。
ここらでホワイトサーフェイサーをさっと吹きます。
目立つ部分の削りこみ、パテ埋めを行います。
床下にカプラーを付け撮影してみました。
ようやく車両らしくなってきましたね。
ご依頼者様と色の確認。
「朱5号」でも数種類ある中から選びます。
細かな部分のパテ埋めを行いました。
液パテの500番で数回に分けて修正してきます。


   今週はここまで・・・