キハ22-83 製作(春遠い早春)


今回の車輌は、TOMIXのキハ22を旧千歳線で走っていたキハ22-83に改造する内容です。
ただ塗装しなおすわけではなく、ホームに停車して乗り降りしている風景。
ドア開きや、ボディーの凹凸の再現もやりたいと思います。


少々手の加えてあるTOMIX、キハ22が種車です。
まずは解体。
新品同然なので特に問題はない?
IPAに30分漬け込み塗装薄利・・・
アルコール臭いね・・・
塗装を剥離してみると、後付の部品があったのですね。
しかも、IPAの容器の中で行方不明・・・
新品でないと、こういった事もあるんですね〜
沈殿を待ち1日後に発見。めでたし!
さて、メスを入れますか。
扉開けです。
こうやって切りますが初心者は真似しないほうが良いかと思います。
時間をかけてじっくり開けます。
開口部を整えて完了。
手スリの取り付け部分の加工をしようと思ったら、どうもドリルの
切れが悪い。
(以前、メーカーにクレーム入れたのですがね。w)
さて、ドリルを買いに行きますか〜
この二日間、この作業でした。
手スリの取り付ける穴を何個も開けてました。
裏側は、取り付け強度が増すようにホール加工
いきなりボディーにルーターで!!!
あらら削ってます・・・
磨いてます・・・
あ〜あ。ボロボロに・・・
実は、実車がそうなのですがボディーに出来た歪みを再現してます。
一度やってみたく今回チャレンジしました。
手スリの取り付け作業です。
40箇所近い数の手スリの取り付け。
前後、左右、屋根の上などなど順番に取り付けます。
側面は、いつもながらハンドメイド。
そのうち専用の工具を作ろうと思い未だにできてません。
裏面はいつも通りホール加工。
手スリ取り付けの強度アップ。
写真は、その後瞬間接着剤ゼリーを流し込み余分な部分の削り出し作業です。
ここをしっかりやらないと組上げ時に窓ガラスやシャーシが干渉したりします。
施工後です。
これも数十箇所に及びます。
さて、今回やりたかったのはボディーの歪み。
前回掘り込んだ部分を慣らして行きます。
完成時に、このアングルから見た感じが実車のようになるといいな。
鉄板の伸び縮みで以外にヨレヨレになってます。
また、塗装の修繕跡も再現したいです。

タブレットキャッチャーの土台製作です。
今回は、いつものタイプとは変え前側に折り込んだタイプにしました。
少し前に突き出て補強のために正面に板が折り込んであります。
タブレットキャッチャーを取り付けて完成。
タブレットを使用路線の後期は、このタイプが多いです。
結構時間がかかりましたがその分良い感じになりました。
屋根の施工なのですが、ベンチレーターは6個で確認。
手スリ取り付け。
信号炎管は付いて来た付いて来た物を止め銀河モデル製に変更
ブタ鼻(2灯式ライト)ヒサシ付きに変更
一つ追加になったのはライト横のホーン。
若い番号に多いのですが、当初キハ20をモデルにしたためホーンは
ライト横にありました。
その後着雪など問題からテールランプ横に移設。
しかし名残が残ってました。
調べたら83号機は付いてましたので急遽製作しました。
扉を開いた状態でのディスプレーのため、内装の余分の部分を
カットしました。
外装は出来上がってきましたので内装を少々進めていきます。
座席の塗り分けを始めようかな。
座席を取り外しホワイトサーフェイサーを吹きます。
まずは床下の木の色を表すレッドブラウンを吹きます。
座席との塗り分けのためのマスキングを致します。
青い座席の表現はフラットブルー。
マスキングを剥がすとこんな感じです。
これだけでも十分ですが、もう二工夫・・・
仕切り壁を製作。
寸法を測りプラ板を切っていくだけですが以外に気を使います。
組んだ後にボディーに当たらないかとか見栄えはどうかなど。
丁度座席の背もたれがあるのでそこに接着します。
運転室の仕切り壁です。
GMだと付いてきた物を使ってますが、Tomixはライトユニットの関係で
製作となります。
(ディスプレイ用ですので)
色はタミヤのXF-71コクピット色を塗装します。
ボディーが無いと、ただのパーテイションですね。
残念ながら上の部分3mm程屋根に当りカットすることに。
時間かけたんですがね。w
今回、入り口の扉開閉ディスプレイを考えているので出入り口の整形も
もう少しきちんとしたいと思います。
紫外線硬化パテをベースに仕上げます。
2〜3度やり直してます。w
床の高さ的にはこの高さなので作りこむとやはり大変でした。
何とか形になりました。
乗客を乗せてみました。
今回は3月頃のタイトルですので少々厚着の乗客を。
早朝のローカル駅なので乗客もまばら。
今年の夏は暑く高湿度で塗装のタイミングがありませんでした。
塗装前の下地処理でもしましょうか・・・
早朝湿度が下がったのを確認しサーフェイサーを一吹き。
細かなキズなどのチェックをします。
その後、湿度が下がらず1月程何もできず・・・
そんな日曜の朝、ふと湿度計を見ると、いける!
即行吹きました。w
今回はボディーのゆがみを再現したので確認しながらです。
しかし暑い。今年は暑かった。模型触る気がしません。
そんな時は、図書館で涼みながら旧上野幌の資料集め。
私のサイトの常連さんの、苗穂のおっさんと道立図書館に行ってきました。
パソコンで検索し、なんと書庫から出してもらわないと無い本ばかり。
数枚の当時の写真が出てきました。
(苗穂のおっさん感謝です)

さてさて、台車に速度検知でも付けましょうか。
反対側はトイレ流し管。これがないとね。ww
塗装して完成。
今回やりたっかたもう一つが、北海道で冬季間に付ける連結器のカバーです。
紫外線パテを盛ります。
ルーターで削りそれらしく・・・
当時はグレー色のカバーもありましたが、おなじみの黄色にしました。
こんな感じ?
ついに老眼鏡のお世話になりました。
デカールカットが見えなくてね。www
定置に貼り付け半光沢を吹きつけ定着。
屋根も吹き直しました。
屋根は、修繕後も少し入れようかと思います。
乗務員扉の窓を下げます。
そして反対側の戸袋の窓には扉がスライドしたようなギミックを・・・
先程の窓から車掌さんが顔を出してます。
学生さんは下車ですね。
車両的にはほぼ完成です。
あとはウェザリングしてジオラマ製作製作に入ります。
あ、もう一つ紹介。
運転窓に日除け(サンバイー)を設置しました。
青いサンバイザーが特徴的なキハ22を再現しました。
冬は雪で目が眩しく使われることも多かったでしょう。
今回、ライト部分はブタ(二灯)にしたのですが前回のキハ45と同じく
ALCLADをのクロームを使用しました。
光りすぎってぐらいメッキ感が出てます。
素晴らしい塗料です。
ウェザリングも終えほぼ終了です。
(気になる部分を探し手直し程度です)
扉開くと雰囲気良いですね。