エッチングキットの組上げ
エッチングキット
エッチングキットは主に真鍮製とステンレス製がありステンレス製はエポキシ接着剤を使って
組上げます。

今回は半田で組み上げる真鍮製キットをご紹介します。

必要な工具
半田コテ/半田線(ヤニ無し)/フラックス/ペースト(ヤニ)/金属バイス/
エポキ接着剤(又は瞬間接着剤ゼリー/漂白剤(液体サンポールなど)/金ブラシ
エッチングパーツをライナーから切り取ります。(専用のエッチングハサミを使うと良いでしょう)
ライナーから外したら一度、漂白剤で酸化膜を拭き取りましょう。
(換気と、素手で触ると手荒れますので漂白液の使用上の注意を良くお読み下さい)
エッチングパーツの折り曲げはバイスで挟んだりエッチングプライヤーできっちり曲げましょう。
失敗すると命取り。一度伸びた金属は戻りません。
さ〜って半田付けしますか!
おそらく学生の頃に技術の授業で使った半田が最初で最後の方も多いでしょう。
半田を流し込みたい部分にフラックスを綿棒などで塗ります。
このフラックス恐ろしい程、相性抜群!染み込むように流れます。
(このフラックスも希硫酸なので素手では触らぬように。)
接合したいパーツを金属バイス(金属の洗濯バサミのようなもの)で固定し半田を
流し込みます。半田をのせたい部分をコテで良く暖めて下さい。
作業台が焦げるので木の板とかセラミックボードを下に敷きましょう。
半田で接合を終えたらハミ出した半田を取り除きます。
私はルーターでワイヤーブラシを使いウィ〜ン!とやっちゃいます。
ワイヤーブラシの付いた筆が売ってます。ケサギ刷毛です。
上の半田付けの写真に銀色の筆が写ってますね。
細かなパーツ取っ手などはステンレスパーツも多く半田では付きません。
細かな部品はエポキシ接着剤や瞬間接着剤ゼリーを使いましょう。
ここでのポイント。後で窓ガラスを入れるわけですから窓の周りに半田や接着剤の
凹凸があると後でやっかいなので最小限にしましょう。
これは、プラスチックキットも同じです。
組上げが終わったらサーフェイサーを吹くわけですがフラックスと酸化膜を落とすのに
もう一度漂白剤で拭きます。
こんな感じですね。
エッチングをやったあとプラを組み立てると加工が楽で幸せを感じます。
プラで慣れたらテクニックのワンランクアップの為に一度はやって見ましょう。
左がエッチングハサミで右がエッチングプライヤーです。
プライヤーは、安いからと言って手を出すとガタが出たり合わせがずれていたり
加工時に失敗や苦労します。
手にとって選べれるのであれば、手にとって確認しましょう。
と、昔はこんなんでした。
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