2015年夏のご依頼。
HOのC57のプラ感を無くして欲しい。そしてC57-44に近づけるためのパーツの交換でした。
実車の写真は、検索でお願い致します。
googleでC57-44
この画像を元にC57-44にしていきます。
【オーダー内容】
@パーツは、スノープロウを北海道らしく。
A副灯交換
B空気作用間を金属で北海道型に
C金属らしく塗装
【受注後追加内容】
Dテンダー石炭積みなおし
E前灯シールドビーム交換、LED化
F錠揚げ
G補修箇所、石炭散水パイプ付け直し、発電機スチーム管製作
Hウェザリング
HOでSL。未経験なジャンル。少し考えましたが、やったことのないジャンルのチェレンジと思い、お受け致しました。
が、分解から苦戦。
さてさてどうなることか。
(今回のご依頼では、ナンバープレート含め小物は、取り付けてませんので写真では、無い状態で進めております。御了承願います。)
↓ 先に完成写真
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天賞堂さんのパッケージすごいな。 完璧や! でも、これ。どこから出すの? 早くもHOの洗礼を受けた気分。w |
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何とか出しました。 貴婦人C57かっこいいね。 でも、空気作用管・・・これー! だから依頼が来たんですね。 |
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あと、プラの質感。 |
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HOってかっこいいね。 大きくて重い。 どこ握っていいかも悩む。w |
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スノープロウ。・・・何か北海道ぽくないな。 |
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石炭、スーパーレール(昭和の鉄道の玩具)を思い出す。 |
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空気作用管、なかなか複雑ですね。 ここを真鍮にしたらかっこいいわ。 でも、実車が現役の頃は、黒いです。 |
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副灯、ん。小さいし形もご依頼の通に寂しい。 |
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さて解体・・・ネジ外しても外れず、結構悩みました。 N育ちの工場長には手ごわかったです。 部品などは順番に写真で記録し分けて保管します。 |
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中は、線が一杯。 何かテンダーまで伸びてますね。 |
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空気作用管をじっくり観察。 |
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プラの1個物で、裏側まで差し込んで接着してるんですね。 |
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それにしても・・・ここまでの完成品でこの空気作用管は・・・残念 |
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先端の部分もです。 |
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墨入れしたらかっこよくなるかとやってみる。 確かにこのぐらいはやってほしいですよね。 でも、ご依頼者様のご希望は、この程度で満足はできぬ。 |
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スノープロウを選びました。 北海道で多く使われているタイプです。もちろん44号機もこれです。 幅がこんなに違うんですよ。 鈴木工房 No16049 これかっこいいですわ。 |
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副灯は、珊瑚模型店 No104 LP405 ご依頼者様との相談でチップLED電球色を入れどこかにスイッチを取り付ける事と なりました。 |
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スノープロウですが、少々加工が必要です。 |
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44号機の特徴なのですが、スノープロウにコの字型のステップが取り付けられて おります。 |
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ステップは、真鍮棒を使いコの字型に作りハンダで固定。 上の部分は少し厚くなっているため、少し幅の広い真鍮棒を切り エポキシで接着しました。 それと、両端に角のように出ている棒を追加。 |
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左が既存。右が取り付けるのです。 |
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クランプで固定しハンダで留めていきます。 |
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が、これ。実は2回目で、一回目のが気に入らず取り外し作り直しました。 |
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ステップだけですが、作り直してます。 納得いきませんでしたから当然です。 |
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そして2回目 |
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いい感じです。 |
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今回LEDは、配線がしっかりしている点を重視しHIQの電灯色にしました。 |
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副灯の台座の製作です。 両面テープで固定しハンダで留めていきます。 |
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パーツは、副灯本体、真鍮板を切り出しLアングル、真鍮棒切り出しのL字棒。 こんな感じに仕上げました。 |
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スノープロウの塗装は、星印のブラックプライマーを使います。 抜群のくいつき。 札幌コムモデルさんで販売しております。 ホワイト、グレー、ブラックがあります。 |
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LEDを入れます。 金属ですので、しっかり絶縁処理を。 |
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キャップをはめ、レンズを作ります。 |
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レンズは、ガイアノーツのUVジェルクリアを使います。 使い勝手がよく、しばらくこれしか使ってません。 紫外線ライトを照らし硬化させます。 |
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副灯取り付け。 |
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位置の確認。調整。 |
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点灯テスト。明るすぎかな?抵抗で落とそう。 |
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空気作用管の製作に入ります。 元々取り付けられていた空気作用管を取り外しコピーを取りまっす。 段ボールに貼り付けて、この上で型取ります。 |
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台紙に両面テープを貼り管支えを固定します。 |
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繋ぎのボルト、細かい・・・ |
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0.26mm、珊瑚模型店のNo179-5 C62作用管セットを使い通していきます。 |
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1本づつ通し曲げて行き完成しました。 が!ん〜気に入らない。 北海道型(苗穂機関区タイプ)は、管と管の間に若干の隙間が開きます。 これだとピッタリで本州型。 |
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調べたら売ってました。 くしのように隙間を開けれるようになってます。 |
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金岡工房 No192とNo193 空気作用管支え(苗穂機関区タイプ)です。 |
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ハンダメッキをします。 |
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気を取り直し再度型紙へ |
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1本づつ丁寧に曲げていきます。 |
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2度目だと、サクサクいきますね。 |
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完成。ハンダで支えと固定します。 |
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作用管部分は、銅色のままにしなければなるりません。 ハンダが流れないように歯磨き粉を塗ります。 (歯磨き粉が熱を吸い取りハンダが流れません) |
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うまくいきましたね。 |
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次に支柱を黒く塗装です。 マスキングします。 |
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星印ブラックプライマーを吹き塗装。 |
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完成です。 問題は、取り付けか・・・ |
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金属感を出すために色々考えました。 @ベースは、星印ブラックプライマー(札幌コムモデルさんで販売) A上部は、フラットブラック(ラッカー)で煤の表現 B中部、下部は一度クリアー(ラッカー)塗装する。 C下部から薄くレッドブラウン(エナメル)でウェザリング。 D蒸気の当たる部分は光沢を若干残す。 これでいきます。 |
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部分的にマスキング。 窓や金属パーツなど。 |
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テンダーは面が広いのでムラ無く吹きたいです。 しかし、上部を下部でグラデーションにします。 |
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石炭積みなおします。 WOODLAND B92石炭 を使います。 本物の石炭を砕いたもののようです。(手が黒く汚れました。w) |
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吹いては、乾燥ブースへやってます。 |
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石炭いいね。 |
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副灯のスイッチ。小さいのに場所が無い・・・ そこで・・・ |
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テンダーのここに付けました。 目立たなくいいね。 |
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テンダー組み上げ。 |
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ブスブス穴あけ取り付けるのですが、色々配管が邪魔して結構大変。 それでもなんとか通せました。 頭の中で何度もリハーサルしましたからね。w |
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かっこいいね。 空気作用管。 |
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明るさ調整で。え?えっ?えええ〜? まさかよ〜前灯ってLEDじゃないの?うわ〜最悪。調整できない。 副灯も電球にすればよかったのか?とも考えましたが、先の話をせねば。 ご依頼者様と相談の結果。前灯をLED化することに。 |
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そのため既存の前灯は・・・ |
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かっこいいんだけどね。 |
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レンズ外して・・・あ、やっぱ電球入ってる。 |
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レンズもう使えないな。 ん〜既存の前灯もとっちゃえ! |
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珊瑚模型店 No115-6 LP403を購入。 |
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うん〜手スリもついてかっこいい〜 |
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既存をニッパーでパチパチ |
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切り取ってやったぜ! 前灯無いと何かへん。 |
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既存の前灯の一部を使い、新しい前灯の長さを調整加工。 (短いので1.5mm延長しました) |
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こんな感じでプラ板使って加工 |
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やすって、形を整えてます。 |
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内部は、ALCLADのシルバーで塗装。 |
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外は同じく星印プライマー |
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LED埋め込みます。 長方形なので両サイドを黒く黒く塗り電球の大きさに見えるようにします。 |
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点灯確認OK! |
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抵抗いっぱい。 副灯を若干暗めにします。 |
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配線施工。 切ってハンダし、絶縁。完了。 |
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点灯テスト。 ん?スノープロウの位置が気に入らない。 少し高いな。 1.5mm下げます。 |
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スペーサーを作り取り付け。 ん?ネジが届かない・・・ コムモデルさんに買いに行こう・・・ |
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発電機のスチーム管がフニャフニャで曲がり取れそうだったので、切断。 0.4mmのピアノ線と真鍮管を使い製作。 作った方がかっこいいじゃん。(自画自賛・・・) |
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取り付け完了。 |
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ん〜。 テンダーの下部のウェザリングやり直し! 気に入らない。少し濃いしね。 |
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格好良くなったわ〜 |
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下部のレッドブラウンは、エナメル塗料なのでペトロールで落とし再塗装します。 |
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スカートの高さも低くなり良くなりました。 |
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明るさもいいね。 落成です。 本当はC57-44のプレートとか付くとかっこいいけどね。 |
今回、HOのSLと言うことで初のチャレンジ。
鉄道模型モデラーとしては通るべき道と思い、今年の成長の締めの仕事をすることができました。
本当良い勉強になりました。
ありがとうございました。
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