レジンキャスト
←無い部品は造る!と言いましたが一部品に数時間かけた部品を編成分
数十個造るのはこれまた大変で品質にもバラつきが出ます。
作業の効率と品質の安定化。これを可能にしたのがレジンキャスト(樹脂)。
シリコンで型を取りA,Bと2液体を混ぜ化学変化で硬化させる。
型の作り方と液の扱い方を間違わなければこんないいものありません。
是非!チャレンジしてみてください。
型ですが、熱を加えると柔らかくなるシリコンとA、Bの2液体
を混ぜ化学変化で硬化させるものと2種類あります。
熱を加えるシリコンは、押し当てで簡単に型取れます。こっち→
熱湯にシリコンを入れ柔らかくなったところでコピーしたい
物を押し付けます。そのまま冷やせば写真の通り。
←こっちのは先に書きました液体を混ぜるタイプ。型を固定し
ブロックで囲い液を流し込み数時間待ちます。
ほら、ごらんの通り。
大きい物や片面だけでなく両面の立体に適してます。
A,Bの分量をきちんと計れば難しいことありません。
次にいよいよ樹脂の液を流し込みます。A,B液の分量は
非常にシビア。量が少ないほど神経を使います。
工場ではデジタル量りを使ってます。
少ない時は天秤量りがいいです。(普通持って無い。笑)
→右の写真のように液を入れてしばらくは半透明です。
この透明なうちに爪楊枝などで中に入った気泡を取ります。
2〜3分すると発熱し真ん中ぐらいから白っぽくなってきます。
硬化開始です。15分もすれば完成!パチパチパチ!
←型から取り出せばご覧の通り!カチカチです。
あとはバリを削り取れば完成です。
すごいのはこれだけでなく、この樹脂は透明も
あるんです。と、言うことは・・・
そう!窓ガラスが造れます。怖い物無しだ〜
→写真は台車ですな。キハ21の時のものです。
原型から造ればオリジナルの部品も簡単に量産
できます。まさに工場!
塗装する時はレジン用のサフェーサがあるので注意ね。