パテ整形
仕上がりで左右するのがパテ。塗装は綺麗でもパテの凸凹が目立っては三流作品。
ここでパテの基本をご紹介します。ま〜、こんな感じでやればそこそこうまく見えます。
たいして難しくもないのですがね。笑
                 まずはパテの種類と特徴の紹介・・・
←一般的な
ラッカーパテです。シンナーが飛ぶと固まるタイプですね。
加工しやすく硬化時間が遅いので手直しがしやすいです。
強度があまりないのと硬化時間が遅いので私はあまりそのまま使いません。

液パテ。先程のラッカーパテをシンナーでゆるくしたもの。上のラッカーパテをシンナーで溶いてもOK!
液パテには番号があり500番(左)が深いキズ用。1000番(中)が仕上げとお考え下さい。
サーフェイサー(右)はこの液パテをスプレーにした最終下地に使うものです。
サーフェイサーは、ホワイトとグレーがあります。のせる色の発色を良くする為にホワイトを;使用してます。
(カラーチャートも下地はホワイトベースになってます)


エポキシパテ。2種類の粘土を混ぜて化学反応で硬化するパテ。
硬化後の強度は抜群!しかしちょいと固めなので硬化後の加工することを考え使おう。
他にも同じようなパテでポリパテもある。


光硬化パテ。紫外線を当てると固まるちょっと変わったパテ。
硬化後も強度は出るが簡単に削れる今、一押しのパテ。
固める時は蛍光灯に2〜3分当てるだけで固まる。
ちょいと価格も硬化?じゃなくて高価だが1本あると便利。(ダジャレかよ!)
まずは、プラ板(KATOの車輌ケースにサーフェイサーを吹いた物)にルーターで深く傷を。
あ〜あ〜あ、この傷を綺麗に埋めましょう。
通常の模型では窓埋めや切った貼ったの継ぎ目の処理にあたると考えて下さい。
今回はベースに光硬化パテを使いました。
傷口が深いので爪楊枝などを使って傷口を埋めます。
中に空気が入らないように満面無く盛って下さい。
その後、蛍光灯で3分程紫外線を当てます。
3mmくらいの
深さのキズです
パテが固まったら余分なところを削ります。
早く作業を終えたいのでルーターでやっちゃいますね。
シュキーーーーン!
荒削り終わりました。
傷の境目ギリギリに削るのがポイント。
耐水ペーパー(水付けて擦る紙やすり)で軽く削ります。
(磨くに近い)
ケースの透明の部分が出てわかりやすいですね。
プラ板だとこうはなりませんがわかりやすくするためです。
傷がうまってるしょ?
でもまだまだ・・・
液パテ作業
液パテ1000番を塗り乾かします。(この時、乾燥ブースに入れると早い)
そしてまた水つけて耐水ペーパー(1000番ぐらい)で磨きます。
あまり力を入れずに磨く、磨く。
細かな傷や光パテの隙間が埋まります。
あと、凹んでいる部分も。
一度、サーフェイサーを吹いてムラ無いかチェック!
この段階で気になる部分があれば
液パテ作業まで戻ります。
この液パテまでの繰り返しを多い時では5〜6回やることも
あります。

ここの作業で妥協せずじっくりできるかで性格が出ますね。
Befure After 場数を踏んでやってみよー!できるできる。
↑ポインターをあてて下さい。修繕前、修繕後です。