材料の準備
材料選び
大体の構想が出来たら材料選び。
これこそ場数が物を言う段階。
素材は大きく分けて3つのジャンルがあります。
@模型メーカーの素材
A画材関連の素材
Bその他全然関係のないところからくる素材。
  (自然の枯葉やスポンジ、文房具などモデラーの発想そのもの)
カエデの葉は何を使うか。
桜の木は?雪はどうするの?
川はどう表現するか。

自然は特に難しい・・・
残念ながら完璧な答えはないです。
答えが無いと言うか無限の素材、表現方法?があります。
さらにここでお教えできるのもほんの一部です。
それは兄サイトの宗右衛門さんと時間をかけ発見した苦労のテクニックだからです。

それを知りたい方は両サイトの常連になりましょう。
きっとあなたの作品の手助けになるでしょう。
材料の紹介
パウダー
パウダーの使い方は様々で雑草の表現から土、木の葉、木の皮、雪など
広範囲なジオラマでの使い方ができます。
原材料は多分、おがくずを細かくした物や紙粉などを染めたものです。
春の表現は薄い緑色。夏は濃い緑。秋は茶など季節でうまく使い分けましょう。
メーカーもKATOやTOMIX意外でも様々出てます。
最近は百円均一にまでありますので安くあがります。
バラスト
バラスト(石)はなんで茶色いかご存知?
そもそもバラストはグレーの石です。線路に敷かれ線路から出る鉄粉などの
錆びで茶色くなるのです。
ですから、軌道のメンテ回数の少ないローカル線や本線でもメンテ前などの
ジオラマでは茶色。
メンテ後であればグレーを使うと良いでしょう。
また、途中でバラスト補充した部分も見かけますので線路脇だけグレーも
良いでしょう。           ↓こんな感じです。
ターフ、フォーリッジ、コースターフ
スポンジを細かく刻んで染めた物です。
市販品もあり手軽に木の葉や雑草の表現に使えます。
私も含め、宗右衛門師匠などはスポンジを刻むところから造ります。
作品のイメージに合わせるならご自分で作るのが良いでしょう。
ストーン(石)
河原の石など石を使う場面は色々あります。
外で拾ってきて砕いても結構です。
石は何故丸いか考えましょう。
これは市販品です。粒が安定しております。
フィールドグラス
極細の繊維でジオラマの植物の表現に使います。
主に雑草ですね。
束ねて地面に植え込みます。
うまく植え込まないと歯ブラシみたいに固まった表現になっちゃいます。
田んぼの刈り取った跡なんていいかも知れません。
カラーマット
人口芝のようなもので裏が紙なっていてジオラマに貼ればそのまま
芝面が出来ます。
ゴルフ場や公園、↓牧場なんかの表現に最適です。
綺麗な芝ですから人の手の加わった人工的なものの表現に向いてます。
レイアウトの空き地になにもないよりはコレがあったほうが見栄え良いです。
お手軽です。
樹木
樹木は大きく分けて3種類あります。
@市販のプラの幹の木
Aこの写真のようにドライフラワーの枝を使った木
B私の師匠、宗右衛門さんが得意とする銅線を使った幹の木
市販のままではビギナー向きですがモデラーと名乗るからにはそのまま
使えない商品。やはり、一から製作か加工して使うのが作品を左右します。

ジェッソ
ジオラマのベースに使います。
発泡スチロールや段ボールに紙と下地を作ったら滑らかにするのにこれを塗ります。
画材系の材料です。
プラモ系にあたる溶きパテですがアクリルベースで面で塗るコストを考えるとこれがbestです。
塗って乾かして、を3〜5回やります。
銅線での木の製作でも使います。
下のベースのカーキ色の部分がそうです。
             ↓
メディウム
水より水らしく。ジオラマ大手会社のDDFさんでもお馴染みのメディウム。
そもそも油絵の保護に使うものです。そう、画材です。
この流れどうです?

←下はシリコン
模型では定番ですがHide車輌工場ではあまり好まないので使ってません。
湯煎して溶かします。温度が決め手で一発勝負!これ使うならメディウムがいいな〜

それにしてもこの商品の「プロ」の文字。
上級者用の言葉はわかるが、なぜにプロか。
模型屋でも笑ってしまいました。笑